明大前の和食店が描く、『世田谷区を走る鉄道②』
こんにちは。
世田谷区松原で和食店『身ノ程知ラズ』を営む店主・千場です。
世田谷区内を走る鉄道は、東急田園都市線、東急世田谷線、小田急小田原線、京王本線、京王井の頭線の5本あります。
前回東急線2線について触れましたので、今回は小田急小田原線について触れたいと思います。
この路線は、梅ヶ丘~東北沢の複々線化により、2018年3月にダイヤ改正が行われました。
これにより大幅に電車の本数が増え、乗車率の低下で快適な通勤となった方々はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
車内の混雑緩和で身体的に快適になったことも大きいでしょうが、上り路線において各停電車が梅ヶ丘駅で早い電車に追い抜かれるのを待たされていたことから解放されたのは、心理面で大変快適になったはずです。
沿線の街も、いいところが揃っています。
新宿方面からの世田谷区への玄関口・下北沢。
チェーン展開するお店の一号店出店率が高い経堂。
オカネモチの街・成城。
そして、木梨サイクルのお膝元の我が街・祖師ヶ谷大蔵。笑
小田急電鉄のCMでも、下北沢や経堂が舞台になっています。
小田急のドラマ仕立てのCMには、引き込まれるものがあります。小田急沿線在住という贔屓目なしにね。
また、世田谷区内の小田急小田原線では1箇所も踏切がないため、安全面も担保されており、高架化されているので南北の分断感も少ないですね。
駅前の開発もひと段落しているため、どの駅も綺麗でゴミゴミ感はないように感じます。下北沢駅を除いては。笑
少し話はそれてしまいますが、小田急電鉄の歴史を語る上で外せないのは、箱根地区を巡る西武鉄道グループとの確執「箱根山戦争」だと思います。
以前この話をテレビで見たのですが、実にエグイ。笑
ざっくり説明すると、小田急サイドは箱根登山鉄道で箱根周遊ルート確立を目指し、西武鉄道サイドは箱根の土地の買収を進め自動車専用道路で箱根周遊ルートを目指し、観光客獲得争いを繰り広げました。
小田急は、単独での周遊ルート確立に限界を感じ、西武鉄道サイドが建設した自動車専用道路へのバス乗り入れの許可申請を行うものの、西武鉄道はこれを拒否。
そこで小田急は、地面ではなく空中を通す「ケーブルカー」を建設しました。
このような歴史があって、小田急グループの箱根周遊ルートが出来上がったのです。
付け加えますと、過去にこれだけの確執があった二社は、現在営業資産の協力関係構築や共通商品の開発に乗り出して、仲良くやっているそうですよ。良かった良かった。
次回は、「世田谷区を走る鉄道③」です。
明大前で和食なら身ノ程知ラズ
03-6883-9777
https://minohodo-shiraz.jp/
世田谷区松原2-29-17 ルミナス松原1階